top of page

​Dominque Gallois

 年間生産量20,000本。ジュヴレ・シャンベルタン村の小規模生産者ながらも、欧米を中心にたくさんの星付きレストランにオンリストされているドミニク・ガロワ。力強く男性的でかつ、エレガントなスタイルのワインを生産しています。

-ドミニク・ガロワ-

Logo%20Dominique%20Gallois_edited.png

​【国】フランス 

​【産地】ブルゴーニュ地方 コート・ド・ニュイ地区 ジュヴレ・シャンベルタン村 

Présentation

 「ドメーヌ ドミニク・ガロワ」は、現在4代目のドミニク・ガロワが当主を務めるワイナリー。1901年にジュヴレ・シャンベルタンに入植した家族で、初代当主はギヨーム・ビゾ。その後、2代目のギヨームの娘、シャルロット・ガロワに2.5haの畑が引き継がれました。その後、3代目のジャン・ガロワの代まで、生産するブドウとワインは主としてネゴシアンに売り渡していました。1989年に現当主ドミニク・ガロワがワイナリーを引き継ぎ、醸造設備の近代化に着手。この年から現在のワイナリー名「ドミニク・ガロワ」の名でワインの販売をスタートさせました。現在では、ワイナリーはジュヴレ・シャンベルタン村に4haの畑を所有。広域AOCや村名格の畑のほかに、ラヴォーの丘に広がる「レ・グロ」「プティ・カズティエ」「コンブ・オー・モワンヌ」の3つのプルミエクリュ、そして1910年に植樹された特級畑「シャルム・シャンベルタン」を所有しています。このシャルム・シャンベルタンの畑は、「シャンベルタン」と「グリオット・シャンベルタン」に隣接する素晴らしい立地条件を持ち、樹齢100年にもなる古木から果実を収穫しています。ドミニク・ガロワのワインのスタイルは、一言で言うなら「男性的」。力強い果実味、たくましいボディ、深みを感じる味わいを表現しながら、エレガントにまとまっています。近年まで、評価本やワインガイドなどに掲載されることに積極的ではありませんでしたが、2016年よりサンプルの提出を再開。その年に出版されたフランスを代表するワイン評価本Bettane et Dessauve(ベタンヌ・エ・ドゥソーヴ)では、2015年ヴィンテージのジュヴレ・シャンベルタンが、同名ワインの中で最高の評価、同じく特級シャルム・シャンベルタンも最高の評価を受けました。ドミニク・ガロワは、クラシカルなスタイルのジュヴレ・シャンベルタンの造り手といえ、その評価は今なお高く、フランスをはじめ、イギリスやアメリカなどを中心とした星付きレストランにオンリストされています。

Les vins de Dominique Gallois

 ドミニク・ガロワの生産するワインのほとんどが赤ワイン。果実は、完熟を待ってから手摘みにて収穫。除梗率は基本的に100%ですが、ヴィンテージにより10~20%の全房を使用することもあります。選果のあと、まずは1週間ほどの低温浸漬。その後、約2週間のアルコール発酵。浸漬と発酵の間には、ピジャージュとルモンタージュ。ドミニク・ガロワでは、特にピジャージュを重要視し、ワインの骨格、アロマの抽出を意識します。発酵が終わると樽熟成へ。樽熟成では、ドミニク・ガロワが考える「エレガンスと化滋味との調和」が表現できるアリエ産のオーク樽のみを使用。樽熟成は、キュベにより18~24ヶ月。新樽比率はキュベによりますが、「シャルム・シャンベルタン」は100%になるヴィンテージもあります。熟成は、ワイナリーの地下10mほどにある年間を通して同じ温度、高湿度に保たれるセラーで行います。瓶詰め時には軽くフィルタリング、月の満ち欠けを考え日付を決定しています。

当主.png
domaine-gallois-millesimes-vins-bourgogn
domaine-viticole-authentique-bourguignon
Gallois Parcelles.jpg

Wine List

​Bourgogne Chardonnay

名称:クレマン ダルザス ブリュット

​タイプ:スパークリング                     

品種:ピノ・ブラン40%、オーセロワ40%、ピノ・ノワール10%、リースリング10%

​認証:ビオロジック

熟成:瓶内熟成約1年

MLF:〇

​ヴィンテージ:NV表記ですが単一ヴィンテージ使用

容量:750㎖                 

 アルザス系4品種のブレンドで造り上げたクレマン。1983年のファーストリリース時から高い評価を受ける、ジョセフ・シャルシュを代表するワインです。ステンレスタンクにて、醸造。瓶づ詰め後、約1年間の瓶内熟成を経て、リリース。ドザージュ量は、ヴィンテージにより6~8g/l。アルザス系品種由来の黄色い果実味や、華やかな香りを表現するクレマン。フレッシュ、フルーティで、細かな泡を持った 親しみやすい味わいのスパークリングワインに仕上がっています。

Bourgogne Pinot Noir

名称:クレマン ダルザス シャルドネ

品種:シャルドネ100%

​タイプ:スパークリング 

​認証:ビオロジック

熟成:瓶内熟成約1年

MLF:〇                

​ヴィンテージ:NV表記ですが単一ヴィンテージ使用

容量:750㎖                   

 ジョセフ・シャルシュが、ワイナリーを構えるヴォルクスハイム村は、マルヌ(泥灰土)と粘土質石灰土壌を持ち、シャルドネの栽培に適しているとされます。区画は、ヴォルクスハイム村、ロッシェ・ド・オルンの麓にある東向きの区画「Obertahl(オベルタル)」。冷涼な空気が入り込む区画で、スパークリングワインを造るために重要な「酸」をワインに与えてくれます。ステンレスタンクにて、醸造熟成。瓶詰め後、約1年間の瓶内熟成を経て、リリース。ドザージュは、6~8g。ミネラルや骨格に優れ、伸びやかな味わいを表現するブラン・ド・ブラン クレマンに仕上がっています。

Gevrey Chambertin

名称:ミュスカ

品種:ミュスカ100%                     

​タイプ:白ワイン                     

熟成:ステンレスタンク

MLF: 

​ヴィンテージ:2019      

容量:750㎖                      

​認証:ビオロジック

 Ergersheimで収穫されたミュスカ・オトネルと、Avlosheimで収穫されたミュスカ・プティ・グランのブレンド。収穫後、果実を圧搾機の中で一晩寝かし、果汁にミュスカ特有の香りを引き出してから圧搾。その香りと味わいを忠実にワインに表現するために、ステンレスタンクにて、醸造熟成。柑橘系やマスカットのようなフルーティさ、ジャスミンなどの白い花と評すことができるフローラルな香り。アロマティックでフルーティなワインに仕上がっています。

​Gevrey Chambertin 1er Les Goulots

名称:ピノ・グリ

品種:ピノ・グリ100%                   

​タイプ:白ワイン                      

​認証:ビオロジック

熟成:ステンレスタンク

MLF:                   

​ヴィンテージ:2018                     

容量:750㎖                   

ヴォルクスハイム村近辺の3区画のブレンド。粘土を多く含むベルグビーテンの区画、シルト土壌を持つヴォルクスハイムとアヴォルスハイムの区画を使用しています。ステンレスタンクにて醸造熟成。これらの土壌の影響もあり、まろやかで粘性のあるワインに仕上がっています。リッチなボディ感と完熟したフルーツのニュアンスに溢れ、ピノ・グリの個性ともいえる、スモーキーフレーヴァーを表現するワインです。

Gevrey Chambertin 1er Les Petits Cazetiers

名称:ヴォルクスハイム リースリング

​タイプ:白ワイン                   

品種:リースリング100% 

​認証:ビオロジック

熟成:

MLF:〇                      

​ヴィンテージ:2018                    

容量:750㎖                  

 2009年より小区画(Communale)に格上げされたアペラシオンの「ヴォルクスハイム」。こちらは、そのヴォルクスハイム村の中心にある特級畑「アルテンベルク・ド・ヴォルクスハイム」の上下の2区画のブレンド。斜面上部の区画は、「ロッシェ・ド・オルン」の石灰質の岩盤に近く、表土が浅く石灰質の小石が広がります。斜面下の区画は堆積した粘土が表土に広がる区画です。醸造熟成は基本的にはステンレスタンクを使用しますが、部分的にフードル(大樽)も使用されます。リースリングらしいぺトロール香、柑橘系のフルーティさに溢れ、同時に石灰質土壌由来のしっかりとしたミネラルとエレガンスも持ち併せ持ったワインに仕上がっています。

Gevrey Chambertin 1er La Combe aux Moines

名称:グラン・クリュ アルテンベルク・ド・ヴォルクスハイム リースリング

​タイプ:白ワイン                 

品種:リースリング100%

​認証:ビオロジック

熟成:

MLF:〇

​ヴィンテージ:2018      

容量:750㎖                  

 ナポレオンが称賛した特級畑のリースリングとも言われる「アルテンベルク・ド・ヴォルクスハイム」。この畑は、8世紀ごろより修道士がリースリングを栽培していたとも言われる、遥か昔より評価されていた畑でもあります。「アルテンベルク・ド・ヴォルクスハイム」は「ロッシェ・ド・オルン(石灰の岩盤)」の直上にあり、表土も薄く、栄養に乏しいため、果実は小さく引き締まり凝縮感が高いものが収穫されます。。醸造熟成は大樽(フードル)を使用して行われます。凝縮した果実味と、幾重にも折り重なるような香り、素晴らしいミネラルと骨格を持ったワインに仕上がっています。

Charmes Chambertin Grand cru 

名称:ヴァンダンジュ・タルディヴ グラン・クリュ アルテンベルク・ド・ヴォルクスハイム リースリング

​タイプ:白ワイン                 

品種:リースリング100%

​認証:ビオロジック

熟成:

MLF:

​ヴィンテージ:2015 

容量:500㎖                  

 ヴァンダンジュ・タルディヴとは「遅摘」の意味。通常の収穫が終了してから、さらに期間をかけて過熟させたブドウを使用して造られるワインです。収穫される日は年によって異なりますが、11月末になることも。またこちらのブドウには一部「貴腐菌」がついたものも含まれています。残糖は100g/ℓほど。非常に凝集した味わいに、コンフィチュール化した柑橘系や花梨などの果実のニュアンス、甘やかなスパイシーさ、石灰の岩盤「ロッシェ・ド・オルン」由来のミネラルや適度に酸味も持っているため、意外にも余韻はすっきりとしたワインに仕上がっています。 ※こちらは500mlサイズのボトルです。

bottom of page